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昨日は峠下遺跡の調査準備で杭打ちに行ったのだが、草刈りだけで終わってしまった。古い笹が折り重なって密集していてなかなか手ごわかったのだ。午後から矢吹さんと2人で刈ったのだが全部は終わらず、残りは矢吹さんにお願いした。感謝。
臼杵先生のGPS測量は無事にデータ収集を終えた。さすが臼杵先生はモンゴル調査で慣れた手際で、学生共々GPS実習を受けたようだった。
天気が回復する来週、今度こそ杭打ち。それにしても国道393号線の開通(昨年秋)で倶知安は近くなった。小樽朝里経由で大学から峠下遺跡まで2時間を切る。正直助かる。
# by north-archaeo | 2009-08-27 17:53 | 旧石器
9月7日~13日の予定で倶知安町の峠下遺跡の発掘調査を実施する予定。
札幌学院大学と札幌国際大学の合同での考古学実習の一環として実施する。

峠下遺跡はちょうど50年前に調査され、峠下型細石刃核の標識遺跡でもある。
旧調査区の発見、旧石器出土層の確認、新たな石器集中部の確認などを目的としている。
遺跡は舌状台地上の畑地に所在するが、耕作により包含層はかなり削平されているようだ。
台地縁辺部に試掘を入れる予定である。
# by north-archaeo | 2009-08-13 14:58 | 旧石器
 ボクの所属する大学でも取得できるように、調査士2級の資格を科目審査を申請した。考古学・博物館のコースの2~4年生に、この資格について口頭で説明を行ったあとで、アンケートを取った。大学でこの資格を取れるようにして欲しいか、自分は取得するか、資格取得料がいくらまでなら支払って資格を取りたいか、などの項目で50名に対してアンケートを実施した。

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# by north-archaeo | 2009-06-24 17:15 | 考古学
(前の記事のつづき)
 まず①の資格のメリット、その後の職は?との問いに、高橋氏は「将来資格を持った人が民間の調査会社や行政に入っていくことを考えている。10年、15年経つと資格を持った人が増えていくだろう。埋蔵文化財調査の社会的透明性を訴える意味でも資格は有効と考えている」と答え、戸田氏からは「民間会社では給与などの面で有資格者を遇するように日本文化財保護協会に加盟各社にお願いしている。また行政から調査担当者の経歴を書くことが求められるので、資格が標準を示すことが出来るのではないか」といった主旨の回答が成された。禰宜田氏からは「現在の採用状況は厳しいが、各組織が世代替わりするときに、その選考に資格が使われるようになれば、と考えている」という発言があった。
 ②の日本文化財保護協会に向けての質問には、戸田氏が「各会社に資格取得者を優先的に採用してくれ、優遇してくれ、とお願いしている。調査の全体量が減っても調査員は必要とされるはずだ。また当協会の資格には行政OBの枠(20年以上の経験)もあるので、そちらも増えていくと考えている」と回答した。
 ③の質問にはやはり戸田氏が答えて「まだ各会社の業績評価・調査担当者評価に際し、日本文化財保護協会の資格を書き込むことを求められたことはない。当協会が資格制度を考える過程で埋蔵文化財調査士(自然科学)とか埋蔵文化財調査士(建築)などの資格を検討したことがある」と発言した。

 

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# by north-archaeo | 2009-06-03 18:29 | 考古学
 日本考古学協会が5月30日、31日に早稲田大学で開催された。研究発表の第5会場では14時~17時30分に協会の研究環境検討委員会の主催で「シンポジウム 埋蔵文化財の資格制度を考える」と題して5名の発表があり、その後会場からの質問、意見を受け、発表者が答えるという形でシンポジウムが行われた。
 

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# by north-archaeo | 2009-06-01 17:16 | 考古学