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 埋蔵文化財調査士を大学で取得できるようにするための準備が始まった。文部科学省の「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に、早稲田大学文学学術院の「埋蔵文化財調査士の養成および資格授与のための埋蔵文化財科学実践プログラム」が採択されたのである。

 早稲田大学では「埋蔵文化財調査士養成プログラム室」を設置し、3年間のプログラム実施期間中に社会人の資格取得のためのコース設計と、「埋蔵文化財調査士」資格を第三者的立場で認定する「埋蔵文化財調査士資格認定機構」を大学の外部に設立するとしている。また、大学の考古学専修・専攻の学生にも、学部・大学院のカリキュラム修了時に、資格条件が整うようにするという。社会人は3~6ヶ月で資格取得できるようにするらしい。

 資格名称が全く同一であるので、この早稲田大学のプログラムの「埋蔵文化財調査士」資格は日本文化財保護協会のものを指すのだと思われる(未確認)。日本文化財保護協会の埋蔵文化財調査士補の検定試験受験資格は①大卒で協会の認める関連分野を専攻し4年以上の発掘実務経験、②大卒で発掘実務経験5年以上、③8年以上の発掘実務経験であるし、埋蔵文化財調査士は調査士補の取得後に3年以上の発掘実務経験があり報告書3冊か論文2本以上というのが受験資格であるから、大学で取得すれば大幅に期間短縮できることになる。詳細は不明である。
 これで資格取得の流れは決定的になるだろう。「資格認定機構」にカリキュラムを提出して審査してもらい、学部課程、大学院課程で資格を取得できるようにする大学が続出するのではないだろうか。
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by north-archaeo | 2007-07-31 17:37 | 考古学
先週S幌大学のK村先生の講演会があって拝聴してきた。ヒドイ風邪で咳き込んでいたので迷惑だったかもしれない。だから懇親会も失礼してしまった。「黒曜石と人類」と題する話で、聴衆を飽きさせない講演だった。そこで「白滝黒曜石遺跡ジオパーク構想」というのを知った。白滝黒曜石遺跡と周氷河レリックを核とする地域をジオパークとする構想で、ユネスコでこのジオパークというの認定しているらしい。K村先生の講演でこのジオパークについても解説してくれた。
なるほど地質学的なSITEと考古学的遺跡、歴史が結びついているという点から、ジオパークに最適だろう。まだ一般にはあまり知られていないようにも思う。これからの推移を見守りたい。
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by north-archaeo | 2007-07-17 15:07 | 旧石器
小樽市総合博物館の開館式が本日午前中に行われ、参列してきた。第3セクターの運営する交通博物館だった館が、リニューアルされ小樽市博物館と統合されて総合博物館として生まれ変わった。敷地内には北海道発の鉄道であった幌内鉄道の車庫や転車台などが屋外に残され、歴史を感じさせる空間である。明治42年に製造された蒸気機関車が動態保存されていて、構内を実際に走る。鉄道・科学・歴史館は博物館本館としての役目も果たし、企画展示室・科学展示室・実験室・デジタルプラネタリウムがある。敷地の接するマックスバリューにも入り口を付けたら面白いのに、と思った。小樽運河沿いにあった旧博物館は小樽市総合博物館運河館という名称になってそのまま置かれる。卒業生がここのスタッフとして働いているので、今日は開館式に参加できて良かった。

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by north-archaeo | 2007-07-13 16:46 | 博物館