カテゴリ:考古学( 54 )

最近、三浦展氏の著作をよく読む。三浦氏は昨年ベストセラーとなった『下流社会』(光文社新書)の著者だが、格差社会を主として統計やインタビューから書く他の論者と異なり消費の視点から捉えていて興味深い。物質文化の消費問題から社会階層に迫るという点に、考古学と近いものを感じるのかもしれない。物質文化消費傾向・嗜好が社会階層によって文化資本という形で世代を越えて継承されるという点に、ブルデューの『ディスタンクシオン』(藤原書店)との類似性を感じた。

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by north-archaeo | 2007-01-04 16:42 | 考古学
c0065797_2330217.jpg北海道新聞の12月4日夕刊1面(札幌版)に掲載された「遺跡発掘10年で半減」と題する記事を紹介する。グラフはその記事に掲載されたものだ。北海道内での埋蔵文化財の発掘調査面積がこの10年間で半減しているという内容だ。

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by north-archaeo | 2006-12-18 00:03 | 考古学
嫌な予感が的中。1月20日の東京国際フォーラムでの考古学SOLUTIONを楽しみにしていたが、センター入試の監督が当たった。私大でセンター入試利用型の入学試験を導入すると、大学で試験会場も引き受けねばならない。小さな私大では監督業務はなかなかに大変だ。日曜日への担当変更もダメだった。理由はリスニング試験!昨年度から導入されたリスニング試験。この監督は本当にたいへん。確か3冊のマニュアルを熟読して臨んだ。幸いボクの試験室ではまったく何事も無く終了し、ホントにホッとした。今回も事故があってはいけないので、経験者が監督というわけだ。
行けないとなると気になるなあ。
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by north-archaeo | 2006-12-15 09:14 | 考古学
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T北学院大学のS川先生から山形県高畠町の日向洞窟遺跡西地区の縄文時代草創期石器製作址の研究報告を送っていただいた。1987~1989年に緊急調査が行われた地点であるが、ボクは調査中に見学している。日向洞窟からは100m程度離れた前庭部の緩傾斜地で、遺構に伴って石器が大量に出土していたのを覚えている。非常に良い資料だったが報告書がなく残念に思っていた。それをS川ゼミで再整理したのが本書である。
 表紙だけがカラーかと思って、中を開いて驚いた。フルカラーである。んんん、すばらしい!フルカラーで報告をつくるとこんなに情報量が違うのか。石器実測図とフルカラー写真とが同縮尺で並んでいる。同じ頁岩でも石材の質感の違いや礫面の残置状態も明瞭に分かる。槍先形尖頭器製作を基盤とする石器群についての考察、製作実験を通してのポイントフレークの観察視点など参考になる点が多かった。ゆっくり読んでみようっと。
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by north-archaeo | 2006-12-14 02:00 | 考古学
第20回 北海道技術ビジネス交流会というのが先週札幌市内で開催されていた。ちょっと覗いてみたらRIEGLの3Dレーザースキャナーが出展されていたので、質問したり前方後円墳のモデルを見せてもらったり、なかなか楽しかった。

つづく
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by north-archaeo | 2006-11-17 18:00 | 考古学
皆さんはもうお試しになりましたか?倭國.netの報告書抄録データベース。すごいです!ちなみに時代で「旧石器」をチェックすると1076件、主な遺物項目で「ナイフ形石器」を検索すると393冊、「細石刃」を検索すると82冊がヒットします。全国埋蔵文化財法人連絡協議会コンピュータ等研究委員会の指針に基づいた『実験サイト』ということですが、便利です。google map付というのも便利です。作成者に頭が下がります。
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by north-archaeo | 2006-09-28 13:44 | 考古学
下のブログに出ていたんだけど、デジカメをリモコン模型飛行機に搭載し、撮影範囲をGPSで制御して記録して飛行するという。農場の撮影をして肥料を節約できます、というキャッチフレーズで販売している。考古学調査にも使えそうだ。百式
カナダ、クロップカム社のHPには、操作は簡単だって書いてあるけど、どうなんだろう。「航空写真はワンカットおよそ400ドルもかかります」ってあるけど、買えば節約できますよって売り文句。本体価格でてないなあ。いくらで販売しているんだろう。デジカメはペンタックスの小型の使用している。やっぱりそれなりの値段するんだろうなあ。
cropcam
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by north-archaeo | 2006-09-21 11:41 | 考古学
びっくりだ。marginBlogを見ていたら、日本考古学協会の所蔵図書問題について書かれていて、あわてて日本考古学協会のHPでその協会の提案を読んだ。報告書の収集は今後は行わない、協会現有蔵書は一定条件を付してどこか公的施設に一括寄付、寄付先を公募する、ということだ。

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by north-archaeo | 2006-09-18 18:59 | 考古学
この週末は、毎年恒例の2年生考古学・博物館コースのバス旅行だった。学生たちの企画により小樽市博物館、余市フゴッペ洞窟、泊村とまりん館、岩内町荒井記念美術館、同町木田金次郎美術館、虻田町入江・高砂貝塚、伊達市開拓記念館、伊達市北黄金貝塚、白老アイヌ民族博物館と二日間で回った。僕も久しぶりに訪問した館、初めての館があり、また卒業生が学芸員として勤務している館もいくつかあり、楽しかったし、学生たちもとても励みになったようだ。

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by north-archaeo | 2006-06-12 15:26 | 考古学
早傘さん、「薩摩焼な日々」のwatanabeさん、コメントに情報ありがとうございました。あるんですねえ、やっぱり。知りませんでした。これからの方向性を示すものと思います。誰でもがアクセスできて手に入れられて、低料金で正誤表もいらない。陶磁器写真や土層写真や土層図の見やすさ、モノクロとは違いますね。

吉崎コレクションの整理を遅々とですが行っています。発掘時の諸図面類がない遺跡も多く、資料集という形にしかなりませんが、WEB上で公開し、紙ベースは作らないでやろうかと考えています。金沢大学考古学研究室がたいへん参考になりました。
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by north-archaeo | 2006-06-08 12:54 | 考古学