カテゴリ:考古学( 54 )

ドナ・ハートとロバート・サスマンの「Man the hunted」の翻訳本「ヒトは食べられて進化した」(化学同人 2200円)が出版された。初期ヒト科が大型ネコ科動物やハイエナ、クマ、猛禽類に食べられており、人間の集団生活やコミュニケーション、心性などは被補食者であったことから進化したと説いている。

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by north-archaeo | 2007-08-03 12:00 | 考古学
 昨日の記事に対してrene氏がmarginBlogで触れ、このブログにコメントも頂いた。どうやらボクの早合点らしくて、今のところ同一名称で別の資格ということらしい。
 埋蔵文化財の調査に関する資格が、現代の社会において必要であることは疑いない。どこがやるか、ではなく、どんな資格で、どうやって取れるようにするか、が重要であり、それが社会的に認知されることが必要である。検定試験で取得する場合と認定機構がカリキュラムやシラバスを審査して大学での単位取得で取得する場合という2つの経路があってもいいと思う。
 日本文化財保護協会の資格はすでに開始されたが、早稲田大学のものはこれからである。第3者である認定機構がカリキュラムを審査する方式ならば、全国の大学が参加することになるだろう。
 既に始まった調査士資格とこれから始まる調査士資格、一つに統合されていくことを切に望むものである。
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by north-archaeo | 2007-08-01 14:22 | 考古学
 埋蔵文化財調査士を大学で取得できるようにするための準備が始まった。文部科学省の「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に、早稲田大学文学学術院の「埋蔵文化財調査士の養成および資格授与のための埋蔵文化財科学実践プログラム」が採択されたのである。

 早稲田大学では「埋蔵文化財調査士養成プログラム室」を設置し、3年間のプログラム実施期間中に社会人の資格取得のためのコース設計と、「埋蔵文化財調査士」資格を第三者的立場で認定する「埋蔵文化財調査士資格認定機構」を大学の外部に設立するとしている。また、大学の考古学専修・専攻の学生にも、学部・大学院のカリキュラム修了時に、資格条件が整うようにするという。社会人は3~6ヶ月で資格取得できるようにするらしい。

 資格名称が全く同一であるので、この早稲田大学のプログラムの「埋蔵文化財調査士」資格は日本文化財保護協会のものを指すのだと思われる(未確認)。日本文化財保護協会の埋蔵文化財調査士補の検定試験受験資格は①大卒で協会の認める関連分野を専攻し4年以上の発掘実務経験、②大卒で発掘実務経験5年以上、③8年以上の発掘実務経験であるし、埋蔵文化財調査士は調査士補の取得後に3年以上の発掘実務経験があり報告書3冊か論文2本以上というのが受験資格であるから、大学で取得すれば大幅に期間短縮できることになる。詳細は不明である。
 これで資格取得の流れは決定的になるだろう。「資格認定機構」にカリキュラムを提出して審査してもらい、学部課程、大学院課程で資格を取得できるようにする大学が続出するのではないだろうか。
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by north-archaeo | 2007-07-31 17:37 | 考古学
今年の日本考古学協会がこの週末に明治大学で開かれる。なんと図書頒布が午後からだ!研究発表は午前からなので、こちらに人を誘導するという戦略らしい。果たしてどうなるか?
研究発表とは別に旧石器をテーマにしたセッションも9時半から17時まで開かれる。このセッションは12時から14時15分まで休憩なので、この時間に図書を買ってください、という意味なのだろう。どのように過ごすか、悩み多き協会である。
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by north-archaeo | 2007-05-24 14:45 | 考古学
日本文化財保護協会の行う『埋蔵文化財調査士』の初の資格検定試験の日程が同協会のHPに掲載されていた。日本文化財保護協会HPはこちら
埋蔵文化財の発掘調査に携わる技術者育成のための資格制度というが、考古学会では前代未聞の試験である。資格の内容、受験資格、申込の方法など詳細は上記HPで5月25日告示予定とのことであるが、日本考古学協会の総会日程にぶつけてきた感がある(偶然だったら失礼)。
埋蔵文化財調査士の試験が9月22日(東京)で講習と面接とを同時実施という。埋蔵文化財調査士補の試験が9月1日(東京、大阪)で、講習は7月26日~29日の4日間。

日本文化財保護協会は発掘調査、報告書作成などを行う民間会社の業界団体である。文化庁や学会がいつまでたっても発掘調査に関わる資格認定をしないので、腰を上げたように思う。
大学で教務の仕事を担当して、つくづく世の中には多くの資格があることを実感した。発掘に関わる資格が無かったのが不思議なくらいである。25日に公表される詳細を待ちたい。
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by north-archaeo | 2007-05-22 18:32 | 考古学
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4月14日土曜日に、「吉崎昌一先生 お別れの会」が開かれた。道内だけでなく東京や仙台、関西から、200数十名の参加があり、たいへんな盛会となった。

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by north-archaeo | 2007-04-16 19:21 | 考古学
吉崎昌一先生が去る2月20日に永眠されました。故人の遺志により通夜葬儀は執り行いませんでした。このたび生前、先生にお世話になった者たちが世話人となり、吉崎先生を偲び、お別れの会を開くことになりましたのでお知らせします。
   日時  2007年4月14日(土) 午後2時~ (午後1時30分開場)
   場所  京王プラザホテル札幌 地下1階 プラザホール
               札幌市中央区北5条西7丁目 (011-271-0111)
      JR札幌駅南口徒歩5分
        世話人代表 野村 祟
        連絡先    直井孝一 (江別市経済部商工振興課)
                       naoi-k@coral.plala.or.jp
ご来場の節は平服にてお越しください。
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by north-archaeo | 2007-03-08 12:29 | 考古学
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日本列島は異例の暖冬だった。しかし3月の声を聞いてもキャンパスは雪の積もったままだ。このまま大雪は降らないで終わって欲しい。近年道内では太平洋側で3月~4月にドカ雪が降る。昨年のゴールデンウイークも積雪で北十勝の踏査が出来なかった。今年の連休こそ遺跡踏査に出かけたいのだが果たしてどうなるだろうか。
さて十勝三股は有名な黒曜石原産地だが、まだその露頭は見つかっていない。十勝三股は古くはカルデラ湖が形成されてい盆地である。噴出年代が古く、カルデラ壁はかなり崩れている。
近年、栃木県の高原山ではカルデラの縁で黒曜石露頭が見つかり大きな話題となっている。十勝三股にもどこかに大きな露頭があるのかもしれないが、ヒグマの生息地だけに容易には入り込めない。雪にヒグマに障害は多い。毎日天気が気になってしまう早春である。
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by north-archaeo | 2007-03-02 16:04 | 考古学
吉崎昌一先生が昨日亡くなった。北大を退官した1995年に、そのまま本学に着任された。以来、ボクはまるで院生のように先生からさまざまにご指導をいただいた。2001年に退職するまで、先生の研究室で考古学のさまざまの話題について話すことが、大学の雑務に忙殺されるボクの毎日の中では、珠玉の時間だった。
また総進不動坂遺跡の検証発掘では調査団長を引き受けていただき、ボクの不始末の尻拭いまでしてもらったのだった。

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by north-archaeo | 2007-02-21 07:03 | 考古学
久しぶりに武蔵国分寺を訪れた。西国分寺駅前の風景はボクがよく知っていた頃とは一変している。以前は殺風景な駅前で、雑木林が広がっていた。その先に中央鉄道学園があったのだが、そこは発掘調査され、旧石器から古代までの遺跡が見つかった。その後ここには大きな団地や公園が造成されている。
府中街道に沿う形で東山道が見つかり、広い歩道の下に保存された。歩道上には東山道の両側の側溝が黄色く区分けされており、当時の東山道の真上を歩くようになっている。こうした保存はなかなか楽しい。c0065797_1725521.jpg

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by north-archaeo | 2007-01-17 17:29 | 考古学