埋蔵文化財調査士 大学で取得に

 埋蔵文化財調査士を大学で取得できるようにするための準備が始まった。文部科学省の「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に、早稲田大学文学学術院の「埋蔵文化財調査士の養成および資格授与のための埋蔵文化財科学実践プログラム」が採択されたのである。

 早稲田大学では「埋蔵文化財調査士養成プログラム室」を設置し、3年間のプログラム実施期間中に社会人の資格取得のためのコース設計と、「埋蔵文化財調査士」資格を第三者的立場で認定する「埋蔵文化財調査士資格認定機構」を大学の外部に設立するとしている。また、大学の考古学専修・専攻の学生にも、学部・大学院のカリキュラム修了時に、資格条件が整うようにするという。社会人は3~6ヶ月で資格取得できるようにするらしい。

 資格名称が全く同一であるので、この早稲田大学のプログラムの「埋蔵文化財調査士」資格は日本文化財保護協会のものを指すのだと思われる(未確認)。日本文化財保護協会の埋蔵文化財調査士補の検定試験受験資格は①大卒で協会の認める関連分野を専攻し4年以上の発掘実務経験、②大卒で発掘実務経験5年以上、③8年以上の発掘実務経験であるし、埋蔵文化財調査士は調査士補の取得後に3年以上の発掘実務経験があり報告書3冊か論文2本以上というのが受験資格であるから、大学で取得すれば大幅に期間短縮できることになる。詳細は不明である。
 これで資格取得の流れは決定的になるだろう。「資格認定機構」にカリキュラムを提出して審査してもらい、学部課程、大学院課程で資格を取得できるようにする大学が続出するのではないだろうか。
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by north-archaeo | 2007-07-31 17:37 | 考古学