『日向洞窟遺跡西地区出土石器群の研究1』

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T北学院大学のS川先生から山形県高畠町の日向洞窟遺跡西地区の縄文時代草創期石器製作址の研究報告を送っていただいた。1987~1989年に緊急調査が行われた地点であるが、ボクは調査中に見学している。日向洞窟からは100m程度離れた前庭部の緩傾斜地で、遺構に伴って石器が大量に出土していたのを覚えている。非常に良い資料だったが報告書がなく残念に思っていた。それをS川ゼミで再整理したのが本書である。
 表紙だけがカラーかと思って、中を開いて驚いた。フルカラーである。んんん、すばらしい!フルカラーで報告をつくるとこんなに情報量が違うのか。石器実測図とフルカラー写真とが同縮尺で並んでいる。同じ頁岩でも石材の質感の違いや礫面の残置状態も明瞭に分かる。槍先形尖頭器製作を基盤とする石器群についての考察、製作実験を通してのポイントフレークの観察視点など参考になる点が多かった。ゆっくり読んでみようっと。
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by north-archaeo | 2006-12-14 02:00 | 考古学