E庭市カリンバ遺跡展

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E庭市のカリンバ遺跡は昨年国指定史跡に指定された。5月中、市郷土資料館でカリンバ展が開かれている。展示はこれまでにもあったが、何度見ても縄文時代晩期の土坑墓副葬品はスゴい。漆製品の遺存状態の良さ、豊富さには目を奪われる。特に櫛がすばらしい。長い歯を何本も結んで漆を塗った色鮮やかな櫛。これを何本も頭に刺して埋葬された人物はどんな社会的な立場にあったのか。漆の木は北海道に自生しないから彼らは漆をどう入手したのか。木を本州から持ってきて移植したのだろうか。またこんなにすばらしい漆の技術はどうしてアイヌに受け継がれなかったのか。石狩市紅葉山遺跡で確認された縄文時代の漁労施設や出土木製品はアイヌのものとよく似ていて、連綿と受け継がれてきたことが伺われるというのに。
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by north-archaeo | 2005-05-12 15:19 | 考古学