峠下遺跡調査終了

9月12日土曜日に本年度の峠下遺跡の調査は終了し、13日に機材を搬出した。
1959年調査地点(A区、B区)とは離れた場所に設定したトレンチで石器ブロックが当たった(今回は全部を掘りきれなかった)。
峠下遺跡ののる台地は、中央部が高く東西が低くなっている。1959年調査では台地の先端(東端)に調査区が設定されていた。今回石器ブロックが当たったのは台地中央部の標高の高い地点である。点数は多くないし細石刃核も出土しなかったが、幸い白滝型細石刃技法で剥がされた細石刃が出土した。ファーストスポール、セカンドスポール、尖頭器先端部なども出ている。
また1959年調査のB区に近い地点にあけたトレンチでもローム層から1点の剥片が出た。

調査前、大型器械による耕作で旧石器包含層が失われているのではないか、と心配していたが、未耕作地には旧石器包含層が残っていることが確認できた。

2大学合同での考古学実習という形態は全国的にも珍しいと思うが、互いの人的、物質的資産を提供し合って、非常に良い調査協力体制がとれたと思う。
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by north-archaeo | 2009-09-15 12:07 | 旧石器