人気ブログランキング | 話題のタグを見る

サークル運営

学生サークルというのは運営がなかなか昨今難しいようだ。すぐにつぶれてしまったり、特定の学年が卒業すると自然消滅してしまったり。特に文化系はなかなか維持していくのがたいへんだ。

僕自身は学生時代、考古学のクラブで考古学を学んだ。それは当時僕のいた大学には考古学の授業が少なく、履修したくてもできなかった。だから先輩達が指導する考古学のクラブでの勉強会が勉強の場だったし、後には現場の調査員が先生となった。

本学も考古学専攻があるわけではないが、開学当時から考古学研究会というクラブが毎日のように勉強会を開き、お互いに勉強している。原則として僕は勉強会には参加しない。先輩が後輩に教える、教えることで自分の判らないことがはっきりし、自分がまた勉強する、という勉強のサイクルがあるから、教員が勉強会に参加して教えすぎてしまうことは避けたいからである。
自分が他人に教えるという行為が一番勉強するのだ。

大学講義棟で一番夜遅くまで灯りがともっているのが考古学実習室だ。学生が自分達で勉強会をやっている。たいしたものだ。この灯りは僕の密かな誇りでもある。