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『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』という記録映画を有楽町マリオンのTohoシネマズで封切り日の昨日観てきた。1994年に発見されたフランスのショーヴェ洞窟の壁画を3Dでみせるのだが、この3D映像がすごい。洞窟壁面のくぼみや出っ張り、どういった場所に壁画が描かれているのかよくわかる。ショーヴェ洞窟壁画の写真では全く分からなかったのに、やはり3D。こういう記録には3Dは最適だ。
また壁画保存のため非常に厳しい制限が行われており、研究者も撮影スタッフも限られた時期の数時間しか洞内に滞在できない様子もよくわかった。報告書で気になっていた祭壇状の鍾乳石上に置かれたホラアナグマの頭骨は1シーンしか出てこなかったが、やはりとても印象に残った。後半、ドイツのビーナス像の話題や投槍器の話題等も取り上げられていたが、全体としては派手な演出もなく、よく出来た記録映画になっていた。
3週間の上映期間で、有楽町では毎日20時からの1回の上映しかない(六本木ヒルズは上映回数が多いようだ)。昨夜、座席はとても空いていた。
# by north-archaeo | 2012-03-04 18:50 | 旧石器 | Comments(0)
早稲田大学考古学研究室の城倉先生が現在、千葉県芝山町の前方後円墳 高田2号墳の発掘調査を行っている。ゼミ生を中心に有志学生が参加している。下記ブログで毎日発掘の様子がアップされている。昨夏、測量調査を実施し、今回発掘調査を行っている。

早稲田大学考古学研究室 高田2号墳発掘調査記録
# by north-archaeo | 2012-02-29 17:37 | 考古学 | Comments(0)
今日は文化構想学部の入試。受験生の皆さんお疲れ様でした。英語、国語各90分、地歴60分。監督してるだけでも疲れたのに、ホントに受験生はタフだ。真剣に答案に向かう姿はスポーツに打ち込む姿にも似て、ある種の美しさを感じ感動的でもある。今日はマスク姿や机上に鼻かみ用ティッシュを置く受験生が目立った。本格的な受験シーズンを迎え風邪やインフルエンザは大敵。体調をベストに保つことが重要なのもスポーツに通じる、かな。すべての受験生にエールをおくりたい。
# by north-archaeo | 2012-02-12 22:50 | 大学教育 | Comments(0)
このブログの更新を全くしていなくて、何人かの方に年賀状で指摘されてしまいました。
今年は頑張って更新したい、と思います。

さて今日は成績提出日。これで今季も終了です。今季は学部3,4年生向け科目の「理論考古学」を安斎正人先生にご担当いただきました。「理論考古学」の授業自体は以前からカリキュラムに置かれていたものです。今年度は土曜午前中の開講ということもあり履修者は少なかったのですが、僕もモグッて聴講していました(何回か研究会などで休んでしまいましたが)。
構造変動論を核に安斎理論考古学の関連概念や用語などを紹介しつつ、今回は完新世の短期寒冷期であるボンド・イベントと縄紋時代草創期から晩期まで、土器型式や集落の変化などを関連付けた講義で、大変興味深いものでした。来年度は金曜日夕方に移したので、少し履修者が増えるとよいのですが。

# by north-archaeo | 2012-02-10 18:24 | 大学教育 | Comments(0)
この4月11日に心臓疾患のためにビンフォード先生が80歳で亡くなったそうだ。「薩摩焼な日々」というブログで知ったが、海外のあちこちのサイトに訃報が載っている。
個人的な知り合いではないが、20年以上、ビンフォード先生の著作を読み大きな影響を受けてきた。感謝の気持ちをこめて、ご冥福を祈りたい。
# by north-archaeo | 2011-04-14 15:21 | 考古学 | Comments(0)
 今年の授業はすべて終わり、採点・成績評価の時期となった。併せて大学院入試、二つの学部の入試、採点、合否決定教授会などなどの日々となる。
 答案やレポートを読み続ける毎日だが、それなりに楽しい。もちろん読むに耐えないものもあるが、面白い考え方や感想に触れることもある。授業中のその学生の姿から想像できない本人の文章に出会うこともある。



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# by north-archaeo | 2011-02-08 14:18 | 考古学 | Comments(0)
毎日新聞の捏造スクープから10年が経ちました。真夜中に宮城のK田さんから電話があり、朝刊でスクープが出ること、ビデオを見せられ捏造は疑いが無いことを知らされ、床が抜けるような、どこまでも落ちていくような感覚を持ったことを思い出します。


つづきはこちら
# by north-archaeo | 2010-11-05 21:58 | 捏造事件 | Comments(4)

 9月7日から12日の日程で峠下遺跡の2次調査が行われている。札幌国際大と札幌学院大の合同実習として実習されている。僕も学生2人と7日から参加させてもらっている。
 昨年の調査で2地点で旧石器を確認し、それを掘り進めているが、今年新たに1地点見つかった。しかし今のところ峠下技法がらみの石器の出土がない。
 今年は報告書写真を頼りに、51年前の調査区を探してトレンチを入れているが、まだ見つからない。今日から深掘りも始めないと間に合わなくなるなあ。

# by north-archaeo | 2010-09-09 06:52 | Comments(0)
西印旛沼北岸台地にある戸ノ内貝塚で9月3日から12日まで早稲田大学の実習発掘を行っている。私自身は頭の3日だけの参加だ。猛暑の中、昨年までの調査区の埋め戻し土の除去はきつかったが、学生たちは頑張りをみせ、昨日午後からは遺構面の調査に取り掛かった。縄文後晩期の遺構が中心で、昨年掘り残した後期の土坑群の調査が今夏の目的である。それにしても暑い。
# by north-archaeo | 2010-09-05 06:53 | 考古学 | Comments(0)
6月27日の日曜、明治大学で開催された日本旧石器学会に行ってきた。旧石器学会に参加するのは初めてだった。初日の土曜には所用で参加できず、日曜だけ参加したのだが、とても印象深い、記憶に残る一日となった。列島最古の旧石器が今年度のテーマだった。

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# by north-archaeo | 2010-07-01 17:25 | 旧石器 | Comments(2)
東京での生活が始まり、あっという間に二ヶ月が過ぎました。初めは戸惑うばかりでしたが、大学での授業も軌道にのりました。前期は大人数の授業は無く、40人程度が最多。卒論ゼミも大学院の授業も数人の規模です。学生さんも初めはどんな先生か、とぎこちなかったのですが、お互いようやく慣れてきました。英語の出来る学生、院生が多いことに驚きます。


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# by north-archaeo | 2010-06-03 18:15 | 大学教育 | Comments(0)
研究室に荷物を搬入し、本棚に収め、パソコンもやっとネットにつながりました。新しい窓の写真に変えました。見上げると上の方に桜が見えます。今年は3月末から4月にかけて天候不順で桜がなかなか満開になりませんでしたが、あっという間に満開になり、すでにかなり散ってしまいました。
40歳を超えてから桜の咲くのが楽しみになりました。不思議なものです。久しぶりの母校は大いに変わっていて、驚くことばかりです。そのうちここで報告します。
# by north-archaeo | 2010-04-14 15:42 | 大学教育 | Comments(0)
最近、更新もしないままでしたが、このブログも始めて5年になりました。五年前も父の手術のことを書きましたが、また今月、父は手術です。今度は簡単な手術ですが、離れて住む肉親の手術は心配です。

さてこの「研究室の窓」、来月から移転します。といっても書き手本人が来週、札幌から東京へ引っ越すだけです。
窓の写真も4月からは新しくなります。どんな窓か、そこからどんなものが見えるのか、新しい研究室でどんなことを考えるのか。久しぶりの東京で不安もいっぱいですが、また違った窓を眺め、このブログを書き続けたいと思います。
# by north-archaeo | 2010-03-13 17:15 | 考古学 | Comments(1)

今年9月に刊行された翻訳本だが最近手に入れた。日本語タイトルが悪い。原題は『FIXING CLIMATE What past climate changes reveal about the current threat ―and how to counter it』である。海洋大循環と氷期ー間氷期サイクルについての学説で有名なブロッカーとサイエンスライターにより一般向けに書かれた本である。ブロッカーが氷期研究に向かっていく様子、カリブ海のサンゴや海底堆積層の微化石の酸素同位体分析の話や、ミランコビッチ・サイクルの再評価の状況など、今日の氷河期の古気候復元の研究初期からの様子が描かれていて大変面白い。ミランコビッチ・サイクルと気候変動とをどう結びつけるのか、以前からボクがよく分からなかった部分がとても分かりやすく書かれていて助かった。お薦めの一冊。

# by north-archaeo | 2009-12-01 11:19 | 旧石器 | Comments(0)
9月12日土曜日に本年度の峠下遺跡の調査は終了し、13日に機材を搬出した。
1959年調査地点(A区、B区)とは離れた場所に設定したトレンチで石器ブロックが当たった(今回は全部を掘りきれなかった)。
峠下遺跡ののる台地は、中央部が高く東西が低くなっている。1959年調査では台地の先端(東端)に調査区が設定されていた。今回石器ブロックが当たったのは台地中央部の標高の高い地点である。点数は多くないし細石刃核も出土しなかったが、幸い白滝型細石刃技法で剥がされた細石刃が出土した。ファーストスポール、セカンドスポール、尖頭器先端部なども出ている。
また1959年調査のB区に近い地点にあけたトレンチでもローム層から1点の剥片が出た。

調査前、大型器械による耕作で旧石器包含層が失われているのではないか、と心配していたが、未耕作地には旧石器包含層が残っていることが確認できた。

2大学合同での考古学実習という形態は全国的にも珍しいと思うが、互いの人的、物質的資産を提供し合って、非常に良い調査協力体制がとれたと思う。


# by north-archaeo | 2009-09-15 12:07 | 旧石器 | Comments(0)
今日は快晴。羊蹄山も綺麗に見えて作業もはかどった。Dトレンチは表土から50点ほど石器が出て、ローム層からも石器が出土。うまく石器ブロックを当てたようだ。尖頭器の基部、細石刃などが出ているが、時期その他は不明。


# by north-archaeo | 2009-09-08 23:18 | 旧石器 | Comments(0)
羊蹄山には雲がかかって終日山頂は見えませんでした。午後から作業開始。道具を運び、現場にテントを設営し、A〜Cトレンチの表土はぎに着手。時折雨の降る悪天候の中の作業でしたが、Aトレンチの表土層からバイフェイスの製作剥片が1点出土。明日も雨かなあ。


# by north-archaeo | 2009-09-07 23:01 | 旧石器 | Comments(0)
昨日は峠下遺跡の調査準備で杭打ちに行ったのだが、草刈りだけで終わってしまった。古い笹が折り重なって密集していてなかなか手ごわかったのだ。午後から矢吹さんと2人で刈ったのだが全部は終わらず、残りは矢吹さんにお願いした。感謝。
臼杵先生のGPS測量は無事にデータ収集を終えた。さすが臼杵先生はモンゴル調査で慣れた手際で、学生共々GPS実習を受けたようだった。
天気が回復する来週、今度こそ杭打ち。それにしても国道393号線の開通(昨年秋)で倶知安は近くなった。小樽朝里経由で大学から峠下遺跡まで2時間を切る。正直助かる。


# by north-archaeo | 2009-08-27 17:53 | 旧石器 | Comments(0)
9月7日~13日の予定で倶知安町の峠下遺跡の発掘調査を実施する予定。
札幌学院大学と札幌国際大学の合同での考古学実習の一環として実施する。

峠下遺跡はちょうど50年前に調査され、峠下型細石刃核の標識遺跡でもある。
旧調査区の発見、旧石器出土層の確認、新たな石器集中部の確認などを目的としている。
遺跡は舌状台地上の畑地に所在するが、耕作により包含層はかなり削平されているようだ。
台地縁辺部に試掘を入れる予定である。
# by north-archaeo | 2009-08-13 14:58 | 旧石器 | Comments(0)
 ボクの所属する大学でも取得できるように、調査士2級の資格を科目審査を申請した。考古学・博物館のコースの2~4年生に、この資格について口頭で説明を行ったあとで、アンケートを取った。大学でこの資格を取れるようにして欲しいか、自分は取得するか、資格取得料がいくらまでなら支払って資格を取りたいか、などの項目で50名に対してアンケートを実施した。

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# by north-archaeo | 2009-06-24 17:15 | 考古学 | Comments(0)