IE9ピン留め
この4月11日に心臓疾患のためにビンフォード先生が80歳で亡くなったそうだ。「薩摩焼な日々」というブログで知ったが、海外のあちこちのサイトに訃報が載っている。
個人的な知り合いではないが、20年以上、ビンフォード先生の著作を読み大きな影響を受けてきた。感謝の気持ちをこめて、ご冥福を祈りたい。
# by north-archaeo | 2011-04-14 15:21 | 考古学 | Comments(1)
 今年の授業はすべて終わり、採点・成績評価の時期となった。併せて大学院入試、二つの学部の入試、採点、合否決定教授会などなどの日々となる。
 答案やレポートを読み続ける毎日だが、それなりに楽しい。もちろん読むに耐えないものもあるが、面白い考え方や感想に触れることもある。授業中のその学生の姿から想像できない本人の文章に出会うこともある。



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# by north-archaeo | 2011-02-08 14:18 | 考古学 | Comments(0)
毎日新聞の捏造スクープから10年が経ちました。真夜中に宮城のK田さんから電話があり、朝刊でスクープが出ること、ビデオを見せられ捏造は疑いが無いことを知らされ、床が抜けるような、どこまでも落ちていくような感覚を持ったことを思い出します。


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# by north-archaeo | 2010-11-05 21:58 | 捏造事件 | Comments(4)

 9月7日から12日の日程で峠下遺跡の2次調査が行われている。札幌国際大と札幌学院大の合同実習として実習されている。僕も学生2人と7日から参加させてもらっている。
 昨年の調査で2地点で旧石器を確認し、それを掘り進めているが、今年新たに1地点見つかった。しかし今のところ峠下技法がらみの石器の出土がない。
 今年は報告書写真を頼りに、51年前の調査区を探してトレンチを入れているが、まだ見つからない。今日から深掘りも始めないと間に合わなくなるなあ。

# by north-archaeo | 2010-09-09 06:52 | Comments(0)
西印旛沼北岸台地にある戸ノ内貝塚で9月3日から12日まで早稲田大学の実習発掘を行っている。私自身は頭の3日だけの参加だ。猛暑の中、昨年までの調査区の埋め戻し土の除去はきつかったが、学生たちは頑張りをみせ、昨日午後からは遺構面の調査に取り掛かった。縄文後晩期の遺構が中心で、昨年掘り残した後期の土坑群の調査が今夏の目的である。それにしても暑い。
# by north-archaeo | 2010-09-05 06:53 | 考古学 | Comments(0)
6月27日の日曜、明治大学で開催された日本旧石器学会に行ってきた。旧石器学会に参加するのは初めてだった。初日の土曜には所用で参加できず、日曜だけ参加したのだが、とても印象深い、記憶に残る一日となった。列島最古の旧石器が今年度のテーマだった。

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# by north-archaeo | 2010-07-01 17:25 | 旧石器 | Comments(2)
東京での生活が始まり、あっという間に二ヶ月が過ぎました。初めは戸惑うばかりでしたが、大学での授業も軌道にのりました。前期は大人数の授業は無く、40人程度が最多。卒論ゼミも大学院の授業も数人の規模です。学生さんも初めはどんな先生か、とぎこちなかったのですが、お互いようやく慣れてきました。英語の出来る学生、院生が多いことに驚きます。


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# by north-archaeo | 2010-06-03 18:15 | 大学教育 | Comments(0)
研究室に荷物を搬入し、本棚に収め、パソコンもやっとネットにつながりました。新しい窓の写真に変えました。見上げると上の方に桜が見えます。今年は3月末から4月にかけて天候不順で桜がなかなか満開になりませんでしたが、あっという間に満開になり、すでにかなり散ってしまいました。
40歳を超えてから桜の咲くのが楽しみになりました。不思議なものです。久しぶりの母校は大いに変わっていて、驚くことばかりです。そのうちここで報告します。
# by north-archaeo | 2010-04-14 15:42 | 大学教育 | Comments(0)
最近、更新もしないままでしたが、このブログも始めて5年になりました。五年前も父の手術のことを書きましたが、また今月、父は手術です。今度は簡単な手術ですが、離れて住む肉親の手術は心配です。

さてこの「研究室の窓」、来月から移転します。といっても書き手本人が来週、札幌から東京へ引っ越すだけです。
窓の写真も4月からは新しくなります。どんな窓か、そこからどんなものが見えるのか、新しい研究室でどんなことを考えるのか。久しぶりの東京で不安もいっぱいですが、また違った窓を眺め、このブログを書き続けたいと思います。
# by north-archaeo | 2010-03-13 17:15 | 考古学 | Comments(1)

今年9月に刊行された翻訳本だが最近手に入れた。日本語タイトルが悪い。原題は『FIXING CLIMATE What past climate changes reveal about the current threat ―and how to counter it』である。海洋大循環と氷期ー間氷期サイクルについての学説で有名なブロッカーとサイエンスライターにより一般向けに書かれた本である。ブロッカーが氷期研究に向かっていく様子、カリブ海のサンゴや海底堆積層の微化石の酸素同位体分析の話や、ミランコビッチ・サイクルの再評価の状況など、今日の氷河期の古気候復元の研究初期からの様子が描かれていて大変面白い。ミランコビッチ・サイクルと気候変動とをどう結びつけるのか、以前からボクがよく分からなかった部分がとても分かりやすく書かれていて助かった。お薦めの一冊。

# by north-archaeo | 2009-12-01 11:19 | 旧石器 | Comments(0)
9月12日土曜日に本年度の峠下遺跡の調査は終了し、13日に機材を搬出した。
1959年調査地点(A区、B区)とは離れた場所に設定したトレンチで石器ブロックが当たった(今回は全部を掘りきれなかった)。
峠下遺跡ののる台地は、中央部が高く東西が低くなっている。1959年調査では台地の先端(東端)に調査区が設定されていた。今回石器ブロックが当たったのは台地中央部の標高の高い地点である。点数は多くないし細石刃核も出土しなかったが、幸い白滝型細石刃技法で剥がされた細石刃が出土した。ファーストスポール、セカンドスポール、尖頭器先端部なども出ている。
また1959年調査のB区に近い地点にあけたトレンチでもローム層から1点の剥片が出た。

調査前、大型器械による耕作で旧石器包含層が失われているのではないか、と心配していたが、未耕作地には旧石器包含層が残っていることが確認できた。

2大学合同での考古学実習という形態は全国的にも珍しいと思うが、互いの人的、物質的資産を提供し合って、非常に良い調査協力体制がとれたと思う。


# by north-archaeo | 2009-09-15 12:07 | 旧石器 | Comments(0)
今日は快晴。羊蹄山も綺麗に見えて作業もはかどった。Dトレンチは表土から50点ほど石器が出て、ローム層からも石器が出土。うまく石器ブロックを当てたようだ。尖頭器の基部、細石刃などが出ているが、時期その他は不明。


# by north-archaeo | 2009-09-08 23:18 | 旧石器 | Comments(0)
羊蹄山には雲がかかって終日山頂は見えませんでした。午後から作業開始。道具を運び、現場にテントを設営し、A〜Cトレンチの表土はぎに着手。時折雨の降る悪天候の中の作業でしたが、Aトレンチの表土層からバイフェイスの製作剥片が1点出土。明日も雨かなあ。


# by north-archaeo | 2009-09-07 23:01 | 旧石器 | Comments(0)
昨日は峠下遺跡の調査準備で杭打ちに行ったのだが、草刈りだけで終わってしまった。古い笹が折り重なって密集していてなかなか手ごわかったのだ。午後から矢吹さんと2人で刈ったのだが全部は終わらず、残りは矢吹さんにお願いした。感謝。
臼杵先生のGPS測量は無事にデータ収集を終えた。さすが臼杵先生はモンゴル調査で慣れた手際で、学生共々GPS実習を受けたようだった。
天気が回復する来週、今度こそ杭打ち。それにしても国道393号線の開通(昨年秋)で倶知安は近くなった。小樽朝里経由で大学から峠下遺跡まで2時間を切る。正直助かる。


# by north-archaeo | 2009-08-27 17:53 | 旧石器 | Comments(0)
9月7日~13日の予定で倶知安町の峠下遺跡の発掘調査を実施する予定。
札幌学院大学と札幌国際大学の合同での考古学実習の一環として実施する。

峠下遺跡はちょうど50年前に調査され、峠下型細石刃核の標識遺跡でもある。
旧調査区の発見、旧石器出土層の確認、新たな石器集中部の確認などを目的としている。
遺跡は舌状台地上の畑地に所在するが、耕作により包含層はかなり削平されているようだ。
台地縁辺部に試掘を入れる予定である。
# by north-archaeo | 2009-08-13 14:58 | 旧石器 | Comments(0)
 ボクの所属する大学でも取得できるように、調査士2級の資格を科目審査を申請した。考古学・博物館のコースの2~4年生に、この資格について口頭で説明を行ったあとで、アンケートを取った。大学でこの資格を取れるようにして欲しいか、自分は取得するか、資格取得料がいくらまでなら支払って資格を取りたいか、などの項目で50名に対してアンケートを実施した。

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# by north-archaeo | 2009-06-24 17:15 | 考古学 | Comments(0)
(前の記事のつづき)
 まず①の資格のメリット、その後の職は?との問いに、高橋氏は「将来資格を持った人が民間の調査会社や行政に入っていくことを考えている。10年、15年経つと資格を持った人が増えていくだろう。埋蔵文化財調査の社会的透明性を訴える意味でも資格は有効と考えている」と答え、戸田氏からは「民間会社では給与などの面で有資格者を遇するように日本文化財保護協会に加盟各社にお願いしている。また行政から調査担当者の経歴を書くことが求められるので、資格が標準を示すことが出来るのではないか」といった主旨の回答が成された。禰宜田氏からは「現在の採用状況は厳しいが、各組織が世代替わりするときに、その選考に資格が使われるようになれば、と考えている」という発言があった。
 ②の日本文化財保護協会に向けての質問には、戸田氏が「各会社に資格取得者を優先的に採用してくれ、優遇してくれ、とお願いしている。調査の全体量が減っても調査員は必要とされるはずだ。また当協会の資格には行政OBの枠(20年以上の経験)もあるので、そちらも増えていくと考えている」と回答した。
 ③の質問にはやはり戸田氏が答えて「まだ各会社の業績評価・調査担当者評価に際し、日本文化財保護協会の資格を書き込むことを求められたことはない。当協会が資格制度を考える過程で埋蔵文化財調査士(自然科学)とか埋蔵文化財調査士(建築)などの資格を検討したことがある」と発言した。

 

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# by north-archaeo | 2009-06-03 18:29 | 考古学 | Comments(0)
 日本考古学協会が5月30日、31日に早稲田大学で開催された。研究発表の第5会場では14時~17時30分に協会の研究環境検討委員会の主催で「シンポジウム 埋蔵文化財の資格制度を考える」と題して5名の発表があり、その後会場からの質問、意見を受け、発表者が答えるという形でシンポジウムが行われた。
 

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# by north-archaeo | 2009-06-01 17:16 | 考古学 | Comments(0)

桜がやっと咲いた。累積気温が開花温度に達した訳だが、今年は4月後半に気温が低下し、開花が遅れた。北国の春はわあっと全部一緒にやってくる感じだ。梅も桜も一緒に咲く。命が一気に芽吹く。先史時代も北国の春は待ち望まれ、忙しいものだったに違いない。今日はそんなことを考えながら、卒業生とその家族と公園で焼き肉。賑やかで楽しい春の訪れとなった。
# by north-archaeo | 2009-05-02 22:51 | Comments(0)
去る4月25日(土)、北海道旧石器文化研究会が開催された。たしか数年ぶり。それも4月に集まったのは初めてかもしれない。12月の北海考古学会の翌日に集まるのが恒例だったから。時間を超過する発表も多く、また年代や石器群の位置づけをめぐる議論を喚起するような発表もあり、非常に意義深い会となった。

元町2遺跡の整理が進みその全体像が豊富な実測図と報告された。またホロカ型彫器、大型石刃、大型舟底形石器を搬出する石器群の位置付けについて、旧白滝15遺跡の資料整理を根拠として積極的な提議があった。これが道内全体に敷衍できるのか、興味深い話題提供だった。旧白滝3遺跡の調査では白滝遺跡群では異例の良好な堆積から石器群が層位的に検出され、炉跡や炭化物集中があったため各石器群のC14年代も示された。この年代値は今後論議を呼ぶものと思われる。今回は元町2遺跡、旧白滝3遺跡、アンカリトー7遺跡と広郷型細石刃核石器群の報告が目立った。

今年度、役職の変更があり、会長は北沢氏から寺崎氏となり、副会長に山原氏、事務局を直江氏と高倉氏が担当することとなった。



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# by north-archaeo | 2009-04-27 16:15 | 旧石器 | Comments(0)